もう納税のために銀行に行かなくていい!国税はダイレクト納税。
銀行の窓口で納付するのは無駄とリスクがある
納税のために銀行に行くのは色々と時間がもったいないです。
私も窓口で納付したことがありますが、まず銀行に行くこと自体が時間の無駄。
源泉税の納付期限の10日前後や月末は窓口が混むので待たされます。
最近は銀行も来店数が減っているので店舗を減らしたり、窓口を縮小しています。
今後窓口で納付する人が減らないと、銀行が減ったところで残った場所にみんなが来るので
必然的により混むことになります。
また、窓口で納付するということは通帳や銀行印を持ち出すのでそれなりにリスクがあります。
執筆時点(2020年8月)はコロナ禍なので銀行に行くこともかなりリスクですし。
ダイレクト納税ならネットで納付が完結
自宅や事務所のパソコンで納付できる
ダイレクトは登録した金融機関の口座から、即日(または期日指定して)納付ができます。
銀行で並んだり依頼書を書く必要はありません。
全ての国税が納付できる
国税庁によるとダイレクト納税は全ての税金に対応しています。
主なところだと、源泉所得税、法人税、地方法人税、消費税及地方消費税、申告所得税、相続税、贈与税に対応しているので会社や個人事業主の日常業務で生じる税金はダイレクト納税で問題なくいけます。
コストがかからない
利用料や振替手数料はかからないので、コストゼロで利用できます。
ダイレクト納税の手続き
ネットで納付ができるダイレクト納税ですが、申請は紙ベースになります。
手続きは届出書に必要事項を記載します。
必要なものは、銀行印と以下の申請書(手書用or入力用)です。
申請書は国税庁のHPにあるのでそれを使うと便利です。
入力用は必要事項を入力してプリントアウト。(印刷後代表者氏名は直筆が必要です)
手書用はプリントアウトして手書きします。
[手続名]ダイレクト納付の手続
【入力用】国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書(PDF/447 KB)
【手書用】国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書(PDF/187 KB)
後は銀行に届けている銀行印を押して、税務署に提出します。
なお、ダイレクト納税はe-Taxを利用していないとできません。
もしe-Taxを利用していない場合は顧問税理士さんに相談して手続きしてもらうといいでしょう。
注意点
利用できるまで1か月ほどかかる
届出書を提出後、すぐには利用出ません。
金融機関の確認などもあるようで1ヶ月ほどかかります。
領収書が残らない
物理的な納付を証明する領収書などが残りません。
ただし、金融機関の入出金明細には「コクゼイダイレクト」などと表示されます。
また、e-Taxのメッセージボックスで納付完了の通知を見ることができます。
メッセージボックスが見れない方は顧問税理士さんに聞いてみると良いでしょう。
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