独立したらお客様だけに評価してもらえばいい

独立したらお客様だけに評価してもらえばいい

独立したら自分の名前、自分の力で仕事することになります。

雇われていたときのように相談できる上司も後光が差す所長や事務所の看板もありません。

自分でお客様を対応するからこそ直接評価していただけますし、その評価は自分の評価であり事務所の評価とイコールになります。

 

勤務時代の評価はお客様の評価と一致しない

私が税理士事務所に勤務していたときは、担当者として直接お客様とやり取りしていました。

税理士事務所、法人であれば同じように担当制でお客様と接することは多いのではないでしょうか。

お客様からは担当者として評価されます。

良くも悪くも。

感謝されたりお褒めの言葉をいただいたときは、このお客様のために考えて提案してよかったと思いますし、励みになりました。

 

とはいえ、従業員というのは評価をしてくれるのはお客様だけではありません。

事務所からの評価もあります。

そして、お客様からの評価がそのまま事務所からの評価になるとは限りません。

従業員がお客様から良い評価をいただくのは事務所にとっても良いことでしょう。

良いことではありますが、それはそれ。

事務所は事務所で別の評価軸があるわけです。

 

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事務所内の評価

従業員は事務所からも評価されます。

雇われているわけですし、適切に仕事を頼むにしても昇格させるにしても評価は必要なことではあるでしょう。

評価基準はどんなものでしょうか。
・仕事が早い
・新規のお客様を見つけてくる
・後輩に良く教える、面倒見がよい
・年齢が上
・入社が早い
・所長や上司に媚を売るのがうまい
・仕事しているふりがうまい
などなど。

 

私は独立までに何社か働いてきました。

そのなかで何社かで人事評価的なものをありました。

半年に一度、仕事ぶりなどに点数をつけて上司などと振り返りをします。

 

評価をフィードバックされると良くも悪くも思いがけない評価をされることがありました。

私個人で思っていることと、事務所や組織が従業員に求めるものは必ずしも一致しませんから思いがけない評価になることは当然です。

そして、評価結果は評価者の考え方の傾向にも依存します。

たとえば、私はいつも基本的に「可もなく不可もなく」といった評価でした。
・仕事は別に遅くないけど早いわけでもない。
・お客様とのやり取りを見ていても大きな問題点はないけど、特段評価すべき点もない。
・雑な仕事はしないけど、丁寧というわけでもない。

仕事をしていれば良くなかった点は常に何かしらある一方で、特によかったと加点される要素がないので、評価はいつも減点方式で評価されていました。

確かに日々を振り返っても大きくプラスになる要素はなかったですが、だからといって減点方式で評価されるのは、ダメなところだけを突かれているようでモヤモヤしていました。

私は褒められて伸びる、調子に乗るわがままなタイプなので余計にモヤモヤしました。

 

独立後はお客様の評価が自分の評価になる

勤務時代、私は自分で営業をして仕事を取ってきたり、新規事業を立ち上げるといったことはしていませんでした。

言われたことをやり、担当として振られた仕事をしていただけです。

雇われの身でしたから。

 

しかし独立してひとりで仕事をしている今は私が営業をして、私がサービスや料金を考え、私がお客様を担当します。

雇われの身、受け身ではないので自分で動かなければ売上はゼロです。

全て自分で考えて行動しなくてはならないので大変ではありますが、自分で考え行動した結果として契約していただけたり売上になると自分自身を評価してくれたのだと思い、うれしいです。

先日、法人顧問のお客様から顧問契約を引き続きお願いしたいとのご連絡をいただき大変うれしかったです。

契約に至るにはいろいろな兼ね合いがあるのだと思いますが、少なくとも私の仕事に価値を感じてくださったのだと勝手に解釈しています。

 

独立すれば依頼をいただけるかはお客様の評価次第になります。

逆に言えばお客様からの評価があれば十分なわけで、他者の評価は関係ない、適切な距離を取ることができます。

 


【編集後記】
日曜日は隣町にある妻の祖父母のお家へ。
義祖母の75歳のお誕生日会でした。

【子供日記】
・長女(5歳)
義母と義妹とあつ森で遊んでもらいました。
妻の祖父母の家で集まるといつものお決まりで。
ただ、最近ちょっとゲームの時間が多いので注意しました。

・次女(0歳)
祖父母の家では人が多かったのかなかなかお昼寝できず。
にぎやかだったからなのか、いつもすんなり寝てくれるのですが環境が変わると仕方ないかなと。