その「当たり前」は当たり前ではないかもしれない

その「当たり前」は当たり前ではないかもしれない

 

先日、久しぶりにランチでお好み焼きを食べました。
私が頼んだのは、もちチーズ玉のお好み焼き。
(アイキャッチの画像とは別です)
豚玉やイカ玉も選べましたが、もちチーズ玉を選択。
もちチーズ玉というのは、はじめて見たので珍しいさもあり選択。
結果、選んで大正解でした。

自分や業界の「当たり前」は当たり前ではないかもしれない

お好み焼きにもちチーズ、私ははじめて見ました。
もんじゃでもちが入っているのは好きなので、確かにありだと思いました。
ネットで調べると、もちを入れたお好み焼きのレシピが色々と出てきました。
実は結構当たり前のもので、私が知らなかっただけかもしれません。

一方で、私が当たり前と思っていても、実はそんなに当たり前ではないこともあります。
これはプライベートでも仕事でもあります。
特に税理士業界にいると、他の事務所や税理士のビックリするような話を耳にすることがあります。
世間ではありえないことが業界の常識だったり、一般常識が通用しないことも。
たとえば
・納税額は納付期限の当日に伝える。
・お客様にとって有利か不利ではなく、自分の感情で決める。
・税法は守るが労働基準法は守らない。(残業代払わない基本給だけの使い放題)
・税理士が上、顧客が下。(またはその逆で税理士が顧客のいいなり)
・自分が間違えても「すみません」「ごめんなさい」と言わない。

他人の当たり前に縛られすぎない

納付期限に税額を伝えるなど考えられません。
相手がいることを全く意識していません。
相手のことを考えていれば、そんなタイミングで納税額を伝える発想になりません。

ただ、相手がどう感じるか、何を考えているか意識することは必要ですが、人によって「当たり前」と思っていることは違います。
この違いは、ときにトラブルを引き起こすことがあります。

たとえば仕事において、依頼者が「ここまでしてくれるのが当たり前」と思っていても仕事を受けた側は「そういう指示はされていない」、「ここから先は自分の仕事ではない」と思っているかもしれません。
こういった大なり小なりの考え方のずれが、どこかで大きなトラブルになるものです。

こういった考え方のずれがあるとき、場合によっては相手の主張をのむ場面もあるでしょう。
とはいっても、常に相手を優先したり、逆にこちらの意見をいつも通してもらうのもおかしいでしょう。
・電話に出るのが当たり前
・夜遅くまで仕事するのが当たり前
・フリーランスならすぐにメールを返してくるのが当たり前
ボランティアではなくビジネスである以上、対等にこちら側も主張することは主張しないといけません。
こういった「当たり前」に違いが出ないように、こちらの考えていることを事前に知ってもらったり、
伝えることが大切になります。

人の振り見て我が振り直せ

前述の税理士業界のびっくりした例を書いていて、自分でも普段の振る舞いで反省することがあります。
また、人の親でもありますし、見られていることを意識しないといけないなと。
挨拶する、ちゃんと「ありがとう」「ごめんなさい」という。
これからの人生、注意してくれる人や場面がどんどん減っていくでしょうから、意識していきたいものです。