なんでも教えてあげるイコールやさしい、ではない

なんでも教えてあげるイコールやさしい、ではない

わからないことをなんでも教えてくれる、困っているといつでも助けてくれる。

一見良いことに感じますが、本当にそうなのでしょうか。

 

「会社は学校ではない」

「会社は学校ではない」、昔、働いていた事務所で言われた言葉です。

誰しも社会人になるまでは、大学なり高校なり専門学校なり、学生であった時代があります。

学生というのは、学校にとってお客様です。

学生(の親)が学校にお金を払ってくれるから成り立っているわけですから、学生を大事に扱うわけです。

先生や教授や職員さんが色々と世話を焼いてくれたり教えてくれます。

我が身を振り返って、当の学生はその環境が当たり前と思っているわけですが。

 

ところが、会社にとって従業員はお客様ではありません。

社会人になれば周りが教えてくれるのが当たり前だと思わないように。

分かれなければ自分で考える、自分で調べる、自分なりに仮説を立てたうえで質問する。

「会社は学校ではない」

社会人としてのお金を頂いて働くことの心構えを教えてくれた言葉であり、仕事だけでなくプライベートの場面でも頭に浮かぶことが多い言葉です。

 

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答えを教えてあげるのが優しさとは限らない

答えを教えてあげたり、手を焼いてあげるのが優しさだと思っていた時期がありました。

でも、それは本当のやさしさではないと思うようになりました。

相手のためを思うなら答えをときには答えを与えるのではなく、自分で答えを導けるようにその方法や考え方を教えてあげたほうがいいこともあります。

といいつつ、うまく教えられなくて反省することも多いです。

答えだけ教えたほうが早いし、楽なのですが、それではお互いにプラスにならないなと。

 

自分で考えるから成長できる

自分で調べる、考える、自分の力で向き合うのは重要なことだと思います。

自分で考えた結果、うまく行かなかった、間違った答えを導き出す、そういうこともあるでしょう。

だめだったことはだめと反省すべきですが、その反省する過程で成長できるのだと思います。

次はどうすれば間違えないか、どうすれば少しでも良くできるか、これは自分でやってみて考えてみないとうまくなりません。

税理士試験でも、問題を解いて間違えてなぜ間違えたのかを突き詰めることで徐々に正答率が上がっていきます。

成長するため合格するためには、やってみる、間違えることを繰り返すことが大切だと思います。

 


【編集後記】

・長女(5歳)
ドラクエの他にオセロにもハマっています。
毎晩、一局?しています。
ヒントを出しながらルールを教えるのがなかなか難しくストレスでしたが、かなり上達しました。

・次女(0歳)
最近「ママ」「パパ」というしゃべるように。
はじめは聞き間違えかと思いましたが、明らかにこちらを見て言うように。